韓国語の勉強をしていて、誰もが必ずと言っていいほどつまずくのがパッチムの発音。
パッチムは日本語には存在しないので難しいと感じる方が多いと思います。
でも実はコツさえわかればパッチムの発音はとっても簡単!
誰でも簡単に韓国語パッチムの発音の仕方を習得できる勉強法をご紹介します。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
Contents
パッチムって何よ!全然理解できない!
K-POP・韓国ドラマ好きのみなさん、안녕(あんにょん)♪
韓国大好き!ゆなです。
韓国語の勉強をしていて、必ずと言っていいほど直面する問題が…
- パッチムの発音の仕方がわからない
- パッチムってどうやって発音するの?
- パッチムの発音が難しい…
そう、パッチムの発音!
中にはパッチムのせいで、韓国語に挫折したという方もいらっしゃるかもしれませんね。
日本人の私たちにとって、韓国語のパッチムは、聞き取るのも発音するのも難しく感じる厄介者です。

でも安心して下さい。
パッチムの発音の仕方はとっても簡単!
今回の記事を読んでいただければ、あれだけ難しいと感じて挫折しかけた韓国語のパッチムの発音が、実はびっくりするほど簡単だということがわかるでしょう。
もちろん、パッチムの発音の仕方も習得できるようになりますよ^^
もし韓国語のパッチムが習得出来たら、韓国語が聞き取れるようになり、しゃべれるようにもなります。
つまり…
- 韓国ドラマを日本語字幕なしでも理解できるようになる
- ファンミで好きなアイドル・スターに韓国語で話しかけられる
- ツアーや通訳に頼らず一人で韓国旅行が楽しめるようになる
ということです。
あなたが韓国語の勉強を始めたきっかけである目的を達成して、夢を叶えることにつながるでしょう。
でも、韓国語のパッチムが習得できないと、どんなに勉強しても、いつまでたっても韓国語が聞き取れない、しゃべれないままです。
中学・高校とあれだけ勉強したのに、全然聞き取れない、しゃべれないという、学生時代に習得した使えない英語と一緒になってしまいます。
そんなの嫌!ですよね。
でも、大丈夫です!
韓国語のパッチムの発音って実は難しくないんです。
というのも、韓国語パッチムの発音の仕方は、日本語の単語の中に潜んでいて、普段私たちが意識していないだけで、実は発音しているんです。
ということは、普段日本語を話している私たちなら、誰でも韓国語パッチムの発音の仕方はわかっているし、できるのです。
それを今回の記事でお伝えします。
日本語に潜むパッチムとは?

そもそも何で韓国語のパッチムを難しいと感じてつまずく人が多いのでしょうか。
それは、パッチムという概念が日本語には存在しないからです。
韓国語のパッチムというのは『子音+母音+子音』、『子音+母音+子音+子音』のように、終わりの音が子音で終わる文字のことを言います。
ところが、日本語は『か:KA』や『む:MU』のように、必ず『A』や『U』といった母音で終わる文字しかなく、子音で終わる文字は『ん:N』くらいで、ほぼ存在しないも同然。
そのため、子音で終わるというパッチムの概念や発音の仕方が理解できない、よくわからないと難しく感じてしまうのです。
日本語に潜むパッチムとは?
先ほど実は日本語にもパッチムの発音が潜んでいるとお伝えしました。
一体どういうことなのか、韓国語のパッチムの発音の仕方を解説しながらご紹介しますね。
ㅇとㄴのパッチムの発音の違い
韓国語の勉強本だと、どちらも「ん」と解説されているこの2つのパッチム。
それは日本語だと「ん」としか表記ができないだけで、韓国語の発音では明確な違いがあり、実は日本語の中にもㅇとㄴの発音が含まれた単語がたくさん潜んでいるのです。
- 韓国語単語の例:형(男性から見たお兄ちゃん)
- 日本語単語の例)あんがい,りんご,おんがく
- 発音の仕方:直後に『が行』がある時の『ん』の発音
- 韓国語単語の例:돈(お金)
- 日本語単語の例)あんない,ほんね,みんな
- 発音の仕方:直後に『な行』がある時の『ん』の発音
普段日本語を使っている私たちも無意識で使い分けていて、日本語も「ん」としか表記が存在しません。
しかし、韓国人は発音の違いを意識していて、聞き分けることができているのです。
では、この2つのパッチムの発音の仕方の違いは何なのかといいますと、発音するときの舌の位置が違います。

「あんがい」と「あんない」と交互に繰り返し発音してみて下さい。
同じ「ん」でも、舌の位置が違うことに気が付くと思います。
それがㅇとㄴのパッチムの発音の違いです。
ㅁパッチムの発音の仕方
- 韓国語単語の例:봄(春)
- 日本語単語の例)さんま,きんむ,げんまい
- 発音の仕方:直後に『ま行』がある時の『ん』の発音
- ポイント:発音した時に唇が閉じている
でも正しくは「ム:MU」から母音「U」を取った子音「M」の発音だけとなり、「ム」ではありません。
「さんまさんまさんま…」と「さんま」を連続で声に出してみて下さい。
この時、「ん」を発音するときに、唇を閉じて「ん」と発音していることがわかると思います。
この「ん」が韓国語のパッチムㅁの発音です。
「さんま」の「ん」の発音と同じ要領で「김치」と発音してみて下さい。
「김치の発音=キムチ」ではないことに気がつき、発音できたのなら韓国語のパッチムㅁの発音はバッチリです^^
「ㅂ,ㅍ」と「ㄱ,ㅋ,ㄲ」と「ㄷ,ㅌ,ㅅ,ㅆ,ㅈ,ㅊ」のパッチムの発音の違い
韓国語の勉強本だと、全て「っ」で日本語の読み方ルビが振られているパッチムたち。
でも、発音は3種類あります。
- 韓国語単語の例:집(家)
- 日本語単語の例)らっぱ,べっぷ,はっぱ
- 発音の仕方:直後に『ぱ行』がある時の『っ』の発音
- ポイント:発音した時に唇が閉じている
- 韓国語単語の例:책(本)
- 日本語単語の例)こっか,ざっか,オリンピック
- 発音の仕方:直後に『か行』がある時の『っ』の発音
- ポイント:舌の位置
- 韓国語単語の例:곧(すぐ),옷(服),낮(昼)
- 日本語単語の例)みっつ,せった,バッタ
- 発音の仕方:直後に『た行』がある時の『っ』の発音
- ポイント:舌の位置
比べてみると、唇を閉じて発音している、発音するときに舌の位置が違うということに気が付くと思います。
その違いが、それぞれのパッチムの発音の違いです。
ㄹパッチムの発音の仕方

ㄹパッチムの発音が私たち日本人にとって一番難しいと感じるかもしれません。
これまで見てきたパッチムの発音は、発音の仕方に違いはあれど、どれも日本語の文字「ん」や「っ」で表記できたのですが、ㄹパッチムは発音を表記する日本語の文字が存在しないからです。
でも、日本語の文字で表記できないだけで、日本語の単語の中には含まれている発音だったりします。
なので、発音できないということはありません。
ㄹパッチムの発音は、韓国語の勉強本では、ハングルの読み方ルビを「ル」で表記されていることが多いパッチムです。
でもㄹパッチムの発音は「ル」ではありません。
ㄹパッチムの発音をわかりやすくまとめてみました。
- 韓国語単語の例:일(仕事)
- 日本語単語の例)カルビ,プルコギ,ナムル
- 発音の仕方:『ル:LU』と発音するときに母音『U』の発音を我慢した『L』だけの発音
- ポイント:舌の位置
確かにㄹパッチムの発音を表す日本語文字はないのですが、発音は日本語に含まれているということがわかっていただけたのではないでしょうか。
とはいえ、母音を発音しない子音「L」だけの日本語というものはありませんから、発音が難しいと感じるかもしれません。
この後ご紹介する韓国語パッチムの発音の仕方がよくわかる勉強法を実践していただければ、ㄹパッチムも発音できるようになりますよ^^
韓国語パッチムの発音の仕方のポイント
先ほど解説したように、韓国語パッチムの発音は、唇を閉じるのかどうか、舌の位置はどこかの2つの違いによるものです。
韓国語パッチムの発音の仕方を習得するポイントは、イメージすること。
パッチムの形が
- ㅇ:次にくる文字が”が行”だとイメージして『ん』と発音
- ㄴ:次にくる文字が”な行”だとイメージして『ん』と発音
- ㅁ:次にくる文字が”ま行”だとイメージして『ん』と発音
- ㅂ,ㅍ:次にくる文字が”ぱ行”だとイメージして『っ』と発音
- ㄱ,ㅋ,ㄲ:次にくる文字が”か行”だとイメージして『っ』と発音
- ㄷ,ㅌ,ㅅ,ㅆ,ㅈ,ㅊ:次にくる文字が”た行”だとイメージして『っ』と発音
- ㄹ:『LU』の母音『U』の発音を我慢して『L』だけ発音
これを意識してパッチムの発音の仕方を練習すれば、韓国語の発音ができるようになります。
超簡単!誰でもできる韓国語パッチムの発音の仕方勉強法
それでは具体的に一体どうやれば韓国語パッチムの発音の仕方を習得できるのか。
発音の仕方を習得するための勉強法をステップにまとめてみました。
- パッチムの形を見て発音をイメージ
- 声に出して発音する
- 発音を確認する
以上、たったの3ステップ!
ステップ順にもう少し詳しく解説しますね。
パッチムの形を見て発音をイメージ

『韓国語パッチムの発音の仕方のポイント』のところでお伝えした通り、韓国語パッチムの発音は、イメージが大事です。
パッチムの形を見て、次に来る文字が”が行”の時をイメージして発音すればいいのか、”ぱ行”の時をイメージして発音すればいいのか、まずイメージするようにしてください。
韓国語パッチムの発音は舌と唇。
イメージすることで、パッチムの形を見ただけで、舌の位置を意識して発音するのか、唇を意識して発音するのかがわかるようになります。
声に出して発音する
頭では理解できても実際やってみると全然発音ができないというのはよくあること。
必ず自分で声に出して発音してみることが大切です。
声に出して発音することで、理屈ではなく、実際の発音の仕方がわかるようになります。
発音を確認する
理屈通りに発音してみたんだけれど、本当に自分の発音が正しいかわからない…というのでは困りますよね。
自分の発音が正しいかどうかを確認することが最終ステップです。
韓国人の発音と自分の発音を比べて同じかどうかを確認します。

ここで問題なのが、どうやって韓国人の発音を入手するのかということ。
音声付きの韓国語の勉強本を持っているならその音声を参考にしましょう。
音声付きの韓国語の勉強本を持っていないという場合は、ネットで「韓国語 パッチム 発音 音声」のように検索すれば、韓国人の発音音声がたくさん出てきます。
例えば、韓国語講座というこちらのサイトでは、ハングルと音声が確認できます↓
韓国人の発音を聞きながら、自分でも発音して、発音の仕方を習得する。
ステップ1~3の勉強法を繰り返すことで、韓国語パッチムの発音の仕方だけでなく、パッチムの発音を聞き取る力も身につけることができます。
まとめ
それでは今回の記事のまとめです。
韓国語のパッチムという概念は日本語にはないため、難しいと感じていたかもしれません。
確かに日本語にはパッチムという概念は存在しません。
でもパッチムの発音が潜んでいる日本語がたくさんあり、普段私たちが違いを意識していないだけで、私たちも日常的に発音しています。
なので、パッチムの発音は必ずできます。
必要なのは韓国語のパッチムを見て、発音の仕方の違いを意識できるようになるだけです。
韓国語パッチムの発音の仕方を習得する勉強法をステップごとにまとめたのがこちらです。
- パッチムの形を見て発音をイメージ
- 声に出して発音する
- 発音を確認する
ポイントは、パッチムの形を見て、次に来る文字が『が行』なのか『ま行』なのかというようにイメージすること。
そうすれば、パッチムを見ただけで、発音するときに自然と唇、舌の位置がわかるようになります。
パッチムの形さえイメージ出来れば、韓国人の発音を確認しながら声に出して練習するだけ。
たったそれだけのことであれだけ難しいと感じていた韓国語パッチムの発音の仕方が習得できる誰にでもできる簡単な勉強法です。
今すぐにでもできるので実践してみて下さい。

さて、韓国語パッチムの発音はもちろん、韓国語の発音を習得するのにおすすめの韓国語教材があります。
口の開け方、舌の位置など、韓国語の発音の仕方を図解で解説したわかりやすいテキストにソウル出身の韓国人女性の発音が収録された音声データ、そして動画解説。
さらには通話レッスンまでついていて、徹底的に韓国語の発音の仕方が学べて習得できます。
韓国語の発音の仕方はもちろん、韓国語を聞き取る力も身につけられる最強の韓国語教材です。
どんな韓国語教材なのかについてより詳しく解説しているので、本気で韓国語を聞き取れるようになりたい、韓国語をしゃべれるようになりたいという方はぜひご覧ください。
今回の記事を読んで、あれだけ難しいと感じていた韓国語パッチムの発音の仕方が、思ったほど難しくなかった、実は簡単だったと思っていただけたのではないでしょうか^^
なんせ日本語の中にパッチムの発音の仕方を習得するヒントがあったのですから。
パッチムの発音の仕方がわかれば、韓国人の発音となるように声に出して練習するだけ。
誰でもできる簡単な勉強法です。
しかし、どんなに簡単な勉強法でも実践しなければ習得することはできません。
韓国語にはたくさんパッチムを含んだ単語が存在するので、韓国語を聞き取ったり、韓国語で会話できるようになりたいなら、パッチムの発音の仕方を習得するのは必須です。
もし本気であなたの夢を叶えたいのなら、ぜひ行動に移してみて下さい。
あなたの夢を叶えられるのは、あなただけですよ^^
いつでも歓迎!お問い合わせ
今回の記事について、質問、疑問、感想などございましたら、ぜひ直接ゆなまでご連絡いただければと思います。
好きな人の言葉を理解できるようになるために、韓国語の勉強파이팅(パイティン:頑張るぞ)♪
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